オイル交換

ターボ車の軽自動車のオイル交換時期とタイミング!

オイル交換

軽自動車でもターボを搭載したモデルはスポーツカーに限らず増えています。そこで、ターボ搭載モデルの軽自動車のオイル交換の時期とタイミングについて深堀。

ターボ車の軽自動車!オイル交換の目安は?

軽自動車(660cc)は小さなエンジンなのにも関わらず、大きな力を生み出せるように設計されています。しかしその為、普通自動車に比べると大きな負担がかかっているのです。

また、軽自動車のターボ車はさらに負荷がかかっているので、適切な時期でのオイル交換をする事が大切です。そこでターボ搭載の軽自動車に乗るあなたの為にエンジンオイルの交換時期を確認しておきましょう。

ターボ車ってどんな車?

ターボは過給機の総称であり、ターボチャージャーと呼ばれます。過給機はエンジンにより多くの空気を供給する役割を果たします。通常、エンジンは燃料を燃やすために必要な空気を自然に取り込みますが、その量には限界があります。

しかし、ターボを搭載することでより多くの空気をエンジンに送り込むことができます。これにより、より多くの燃料を燃やすことができ、エンジンのパワーを向上させることができます。

ターボ車の軽自動車!オイル交換の目安は?

ターボ車はノンターボ車に比べるとエンジンへの負担が大きい為、オイルの交換時期は短くなるのは当然です。しかし、極端に変化するわけではありませんのでその辺はご安心ください。

ノンターボの軽自動車のオイル交換の目安が3500キロ交換だったとします。それであれば、ターボ搭載の軽自動車のオイル交換の目安は2800キロ~3300キロを目安に交換すると問題はないでしょう。

ただ、高速走行が多い場合や坂道などを上る機会が多いのであればエンジンへの負担が大きいのでもっと交換時期が早まる場合があります。

自動車メーカーがおすすめするオイルの交換時期

ターボ搭載車であれ、ノンターボ車であれオイル交換やエレメント、エアクリーナー、エアコンフィルターなどの交換時期はだいたい決められているのが普通です。もし、オーナーマニュアルなどが手元にあれば確認してみるのをおすすめします!

ホンダがターボ搭載車に推奨するオイルの交換時期

  • 期間:6か月
  • 距離:5000キロ

ダイハツがターボ搭載車に推奨するオイルの交換時期

  • 期間:6か月
  • 距離:2500キロ~5000キロ

三菱がターボ搭載車に推奨するオイルの交換時期

  • 期間:6か月
  • 距離:5000キロ

スズキがターボ搭載車に推奨するオイルの交換時期

  • 期間:6か月
  • 距離:5000キロ

スバルがターボ搭載車に推奨するオイルの交換時期

  • 期間:6か月
  • 距離:5000キロ

自動車メーカーごとにおおよその目安は公表していますが、車種や年式、お使いの環境に応じて異なってきますので、不安であればピットや整備工場、メーカーに尋ねる事をおすすめします!

エンジンオイルの交換を怠ると故障する?

エンジンオイルは定期的な交換がおすすめされており、そのたびに費用がかかるのはちょっと辛いところです。しかし、年に数回かかる数千円の維持費をケチってしまうと数年後に何十万も出費する痛手にもなりかねません。

そこでエンジンオイルがどのような役割を持ち、なぜ重要なのかをしっかりと頭に刻み込んでおきましょう。

オイルは潤滑作用を担う

エンジンオイルが持つ最も大きな役割のひとつです。 エンジン内の部品は、耐久性、耐熱をなど考え全て金属で作られています。

オイルを補充しないまま動作させるとスムーズに動かないばかりか、金属同士が直接擦れ合うことで摩耗し故障の原因になってしまいます。 擦れ合う金属の間に膜を作ることで、摩擦を減らしスムーズに動作させつつ、部品の摩耗を防ぐのが、エンジンオイルの潤滑作用です。

オイルは冷却作用を担う

エンジンオイルはエンジン内部を循環することで、直接エンジンの熱を奪います。これはラジエータとは異なり、エンジン周囲を巡る冷却水ではなく、直接的な冷却効果を提供する点が大きな違いです。さらに、エンジンオイルは水温が低くても冷却作用が働くため、ラジエータが動作しない状態でもエンジン内部を適切に冷却することができます。

オイルは密封作用を担う

エンジンオイルは、潤滑だけでなく、エンジン内部の燃焼室とピストンの微細な隙間を塞ぎ、密閉する役割も果たしています。

エンジンオイルが形成する油膜は、この隙間を埋めることで燃料の爆発力がピストンにしっかりと伝わるようにします。これにより、燃焼効率を最大化し、エンジンのパフォーマンス向上に寄与します。

オイルは洗浄作用を担う

エンジンオイルは、燃焼時に発生しエンジン内部に付着するスラッジや金属粉を洗い流し、自身がそれを取り込むことでエンジンを清潔な状態に保ちます。そのため、エンジンオイルは徐々に黒く変色します。

この黒くなった状態は、エンジン内部での洗浄作用によって汚れが除去された証拠でもあります。エンジンオイルの交換を定期的に行うことで、汚れを排出し続け、エンジンを常にクリーンな状態に保つことが重要です。

オイルは防錆作用を担う

エンジンオイルは、油膜を形成することでエンジン内部の錆を防止します。エンジンは常に高温で稼働しており、その状態では実は錆が発生しやすい環境です。

酸素や空気中の微量の水分が存在すると、エンジン内部で反応して錆を発生させることがあります。しかし、エンジンオイルの油膜はエンジン内部の金属部品を保護し、酸素や水分の侵入を防ぎます。

これにより、エンジンの耐久性を高め、錆による損傷を防止する役割を果たしています。エンジンオイルの定期的な交換は、この防錆効果を持続させるために重要です。

オイルは緩衝作用を担う

エンジンオイルは、エンジン点火時の衝撃を和らげる役割も果たしています。実際、エンジンの動作時に発生する音の一因は、衝撃音です。

エンジン点火時には数トンに及ぶ衝撃が各部に加わりますが、エンジンオイルの油膜はこの衝撃を広い面で受け止め、緩和する効果があります。これにより、各部へのダメージを軽減し、エンジンの音を静かに保つことができます。エンジンオイルの適切な粘度や性能を維持することで、この衝撃を適切に吸収し、エンジンの正常な動作と静粛性を確保することが重要です。

ターボ車の軽自動車のオイル交換時期の重要性

今回はターボ搭載の軽自動車のオイル交換の時期やタイミング、重要性について深堀しましたが、どの車輛でもオイルはとても重要です。

また、車社会で生活する人にとっては切っても切り離す事が出来ないのも事実です。ターボ車の寿命を延ばし長く乗れる相棒にするためにも定期的なメンテナンスを欠かさない事をおすすめします!