ファミリーカーの王道として大人気のミニバン、トヨタのノア。実用性も高くて安全装備も充実しているので、購入候補の筆頭に挙げている方も多いのではないでしょうか。でも、大きなお買い物だからこそ、失敗したくないというのが本音ですよね。ネットでトヨタノアのデメリットについて調べている方も、きっと同じ気持ちだと思います。
実際に、新型ノアのデメリットや欠点に関する口コミを気にしている声は多いですし、新型ノアのオプションで後悔したくないという方もたくさんいます。
さらに、新型ノアのディスプレイオーディオのデメリットや不満、あるいは中古を視野に入れてノアの80系のデメリットや中古での注意点について調べている方も少なくありません。そこで今回は、ノアに興味がある私が、リアルな欠点や注意すべきポイントを包み隠さずまとめてみました。
- 新型ノアの乗り心地やシート格納に関するリアルな欠点
- 純正ディスプレイオーディオの使い勝手とナビ課金の注意点
- 7人乗りと8人乗りを選ぶ際のトレードオフと後悔しやすいポイント
- 最新の一部改良に伴う仕様変更やガソリン車廃止の影響
トヨタノアのデメリット完全解説
まずは、現行型(90系)の新型ノアを検討する上で、絶対に知っておきたい基本パッケージの欠点やユーザーのリアルな不満点について、詳しく見ていきましょう。
デザインからシートの座り心地、そしてシステム面の仕様に至るまで、意外と見落としがちなポイントがたくさんありますよ。
新型ノアのデメリットや欠点に関する口コミ
実際にノアを所有しているユーザーの間では、いくつかの「気になるポイント」が口コミとして話題になっています。まず目立つのが、エクステリアデザインの賛否です。
現行ノアはどのグレードも迫力のある「オラオラ顔」が採用されていますが、これが「ギラギラしすぎて品がない」「ちょっと時代遅れ感があるかも」と感じる方も少なくないようですね。シンプルな美しさを好む層からは、競合他車の方がスッキリして見えて魅力的に映ることもあるようです。
また、実務的な不具合やちょっとした異音に関する声もあります。
ユーザーから報告されている気になる口コミ例:
- スマートキーで施錠する際に「ピピピ」という警告電子音が8回も鳴る現象
- 運転席のパワーウインドウを閉めるときに「キー」という甲高い金属音がする不満
- ルームランプの消し忘れなどが原因で、長期間動かさないと車載バッテリーが上がりやすいデリケートさ
特にバッテリーに関しては、1週間に一度、10分程度の短いアイドリングだけで済ませているとシステムが作動しなくなるトラブルも聞かれますので、普段の維持管理には少し注意が必要です。
新型ノアのディスプレイオーディオの不満
新型ノアを語る上で避けて通れないのが、専用設計として組み込まれているトヨタ純正の「ディスプレイオーディオ(DA)」に関する不満です。実はこれが、購入後にかなり後悔しやすいポイントになっています。
最大のデメリットは、外部入力(HDMI端子)が標準装備されていないことです。車内でスマートフォンの動画配信サービスやYouTubeを観ようとすると、オプションで端子を追加しなければならず、さらに追加しても有料コンテンツのプロテクトの関係で「うまく再生できない」というトラブルが多発しています。
お気に入りの社外ナビや高音質なオーディオシステムに丸ごと交換することも不可能な設計なので、車内のエンタメ環境にこだわりたい人にはかなり厳しい仕様ですね。
さらに、標準の8インチディスプレイオーディオは、上位の10.5インチ用の設置スペースに無理やり収めているため、画面の周りの黒いプラスチック枠(ベゼル)が非常に太く、デザインが野暮ったく見えてしまいます。画面の解像度もそこまで高くないため、バックカメラの映像が少し荒く見えるのも気になるところです。
新型ノアのオプションで後悔しない選び方
ノアは車両本体価格を抑えて見せるために、標準状態の装備が驚くほど簡素化されています。そのため、何も考えずに購入すると「あれ、こんなはずじゃなかった…」と後悔することになります。
例えば、オプションの「プロジェクター式LEDヘッドランプ」を選ばないと、フロントのウインカーは昔ながらの黄色い電球(バルブ)仕様のままになり、見た目の先進感が一気に薄れてしまいます。また、ZやS-Z以外のグレードでは、リヤゲートの内側テールランプが光らないように差別化されているため、夜間の見栄えで差をつけられてしまうのです。
さらに厄介なのが、便利な機能がすべて高額な「パッケージオプション」にまとめられている点です。
高額オプションの罠:
- 快適利便パッケージ(High): 約15万円。オットマンやパワーバックドアなどが含まれます。これを外すと巨大なテールゲートを手動で開閉しなければならず、女性にはかなり重労働です。また、このオプションがないと後席エアコンから「冷風しか出ない(温風が出ない)」というファミリーカーとして致命的な問題が起こります。
- 安全装備パッケージ: 約13万円。斜め後方の死角を補うブラインドスポットモニター(BSM)や駐車支援システムが含まれます。
リヤガラスに濃いスモークフィルムを貼る場合は、通常のミラーだと後ろが見えにくくなるため、メーカーオプションのデジタルインナーミラーも必須になります。
あれこれ追加していくと、当初の予定より予算が膨らみ、総額460万円近くなってしまうことも珍しくありません。予算オーバーを防ぐためにも、本当に必要な装備を見極めることが不可欠です。※正確なオプション構成や最新の費用目安については、必ずトヨタ公式サイトのシミュレーターやディーラーでご確認ください。
ノアの8人乗りのデメリットや仕様の違い
2列目シートの選択肢(7人乗りキャプテンシートか、8人乗りベンチシートか)も、日常の使い勝手を大きく分けるポイントですが、8人乗りを選ぶ際にはかなりの「ペナルティ」を覚悟しなければなりません。
まず、8人乗りを選ぶと、最上級グレードである「S-Z」や「Z」が選択不可能になります。快適装備が充実したモデルに乗りたくても、8人乗りが必要な場合は、必然的に装備が見劣りする「S-G」や「G」などの下位・中堅グレードで妥協せざるを得ません。
さらに、4輪駆動モデルである「E-Four」には8人乗りの設定自体がないため、降雪地域で「ハイブリッド・4WD・8人乗り」という条件を満たすことは構造上できない仕様になっています。
使い勝手の面でも、2列目がベンチシートになることで1列目から3列目への車内移動(ウォークスルー)が一切できなくなります。チャイルドシートを装着していると、シートを前に倒すこともスライドすることも難しくなるため、3列目へのアクセスは極めて困難になります。
一方で、7人乗りにも「リヤフラットにしたときにシートの間に隙間ができて車中泊がしにくい」というデメリットはありますので、ご自身のライフスタイルに合わせた慎重な選択が必要です。
ノア、セレナ、ステップワゴン比較の欠点
同クラスの競合ミニバンと比較すると、ノアならではの弱点が浮き彫りになります。
ホンダのステップワゴンと比較した場合、最大の弱点は「3列目シートの作りと格納方法」です。ステップワゴンは3列目シートを床下にすっきりと格納できるため、荷室が完全にフラットな大空間になります。シート自体のクッションも厚く、長時間の移動でも快適です。
これに対してノアは、左右への跳ね上げ式を採用しているため、畳んだシートが左右に大きく張り出してしまい、実質的な荷室の横幅が狭くなってしまいます。
日産のセレナと比較した場合は、「安全装備の標準化姿勢」に差があります。セレナはブラインドスポットモニターなどの高度な安全機能を比較的低いグレードから標準装備していますが、ノアはそれらを高額なパッケージオプションに含めているため、安全性能を高めようとすると車両価格が跳ね上がってしまうのが痛いところですね。
また、ノアのOEM車である「スズキ・ランディ」とも少し仕様が異なります。ランディは社外ナビを自由に取り付けられるというメリットがありますが、トヨタが提供するコネクティッドサービスや車内Wi-Fiなどの高度な通信機能が使えないというデメリットがあります。
| 比較車種 | ノアに対する優れたポイント | ノアと比較した際の弱点・欠点 |
|---|---|---|
| ホンダ・ステップワゴン | 3列目シートが床下格納でスッキリ。3列目の乗り心地が圧倒的に良い。 | ボディサイズが最も大きく重い。安全装備のオプション構成がノアより少しシンプル。 |
| 日産・セレナ | BSMなどの安全装備が比較的標準化されている。シートアレンジが多彩。 | e-POWERの実燃費がノアに一歩及ばない。一部で故障やリセールを心配する声も。 |
| スズキ・ランディ | 全車オーディオレスで好きな社外ナビを装着可能。本家より納期が早い傾向。 | 選択できるグレードやカラーが極めて限定的。トヨタのコネクティッドナビ等は不可。 |
新型ノアの乗り心地とシート格納の欠点
ノアの「乗り心地」に関しても、いくつか気になる口コミや構造上の限界があります。
現行型ノアのリヤサスペンションには、コストやスペース効率を優先したトーションビーム式(半独立懸架)が採用されています。
より上質なサスペンション形式に比べると、どうしても路面からの突き上げ感が残りやすく、後席に乗っていると同乗者が左右に揺さぶられやすい傾向があります。車高が高いミニバンの宿命でもありますが、カーブでの姿勢変化が大きいため、乗り物酔いしやすいお子様がいるご家庭は少し注意が必要かもしれません。
また、先ほども触れた「3列目シート」の設計も乗り心地に影響しています。ワンタッチで左右に跳ね上げてパッとロックできる極めて便利な仕組みなのですが、これを実現するためにシートのクッションが非常に薄く、小型に作られているのです。
大人が座ると、座面が低いために膝が持ち上がる「体育座り」のような姿勢になりやすく、お尻にロードノイズや段差のショックがダイレクトに伝わるため、長時間の乗車はなかなかに厳しい仕様となっています。
新型ノアの燃費とハイブリッドの弱点
現行のノアは第5世代のハイブリッドシステムを搭載しており、実燃費の良さは折り紙付きです。しかし、走行時の制御やシステムに関して一部で不満の声が上がっています。
その一つが、全車に標準装備されている先進安全装備「プロアクティブドライビングアシスト(PDA)」です。
これは、システムが先回りして先行車やカーブの手前で勝手に穏やかなブレーキをかけてくれる機能ですが、自分のペースで減速したいドライバーや、回生ブレーキを細かくコントロールしたい方にとっては「お節介すぎる」「意図しないところで減速されて違和感がある」と不評を買うことがあります(※設定でオフにすることも可能です)。
さらに、毎日の運転で地味にストレスになりやすいのが「ブレーキホールド機能」です。この機能は、信号待ちなどでブレーキペダルから足を離しても停車状態をキープしてくれる超便利機能ですが、ノアにはメモリー機能がありません。
そのため、一度エンジンを切ると設定がクリアされてしまい、車に乗るたびに毎回手動でスイッチを押さなければいけないという不便さがあります。自動解除される際のスムーズさも、もう少し改善の余地があるかなと感じるところです。
トヨタノアのデメリットを克服するコツ
ここまでは現行モデルの欠点を中心にお伝えしてきましたが、ここからは少し視点を変えて、旧型(80系)を中古で狙う場合のデメリットや、最新の仕様変更がもたらした影響、そして最終的にノアのデメリットとどう付き合って購入を判断すべきかについて解説していきます。
ノア80系のデメリットと中古の注意点
予算を抑えるために、1世代前の「80系ノア」を中古車で検討している方も多いはず。しかし、当時のパワートレインや経年劣化トラブルには特有のデメリットがあります。
まず気になるのが、冬場や短距離移動における燃費の大幅な悪化です。80系のハイブリッドは当時としては優秀なシステムですが、冬場に暖房をつけるとエンジンが頻繁に回り続けるため、燃費がガクッと落ちてしまいます。
さらに、片道5〜10km未満の買い物や通勤といった短い距離の移動がメインだと、駆動用バッテリーの充電効率が上がらず、実燃費が10km/Lを下回ることも珍しくありません。
特に、見た目重視で重い大口径ホイールや幅広タイヤを装着しているカスタム車両は、燃費性能がさらに悪化しやすいため選ぶ際には注意が必要です。
また、走行距離が5万キロ〜10万キロを超えてくる中古車を検討する際には、以下の劣化リスクを頭に入れておきましょう。
80系中古車の主なチェックポイント:
- スタビライザーリンクの消耗: 80系の定番劣化パーツで、車検時に交換を指摘されることが多いです。足回り全体の整備やタイヤ交換が重なると、一度に十数万円の出費になることもあります。
- パワーステアリング付近からの異音: 経年劣化により、ハンドル操作時に不快な音がしやすくなるトラブルが定番化しています。
- 過去のメンテナンス状態: オイル漏れがないか、ブレーキの効き具合、アイドリングが安定しているかなどを試乗して必ず確認してください。
購入後のトラブルを避けるためにも、詳細な整備記録簿が残っている車両を選び、保証内容が充実している中古車販売店で購入されることをおすすめします。
新型ノアの一部改良や仕様変更の不満点
トヨタが実施した一部改良(仕様変更)によって、ノアはいくつかの大きな変革を遂げました。機能強化された一方で、これが新たなデメリットや選択肢の制限に繋がっています。
特に衝撃的だったのが、ガソリン仕様車(ウェルキャブを除く)の完全廃止です。パワートレインがハイブリッド(HEV)モデルに完全一本化されたため、初期費用をできるだけ抑えたかったユーザーや、ガソリン車ならではの高速域の軽快な加速感を求めていた人にとっては、選ぶ権利自体がなくなってしまいました。
これにより、ノアを手に入れるための最低購入価格(スタート価格)が実質的に底上げされる形となっています。
さらに、おとなしいデザインで人気があった「標準ボディ」も完全に廃止となり、すべてのグレードがオラオラ感の強い「エアロデザイン」へと統一されました。「落ち着いたファミリーカーとして乗りたかったのに…」という方にとっては、少し寂しい仕様変更になってしまいましたね。
また、車内で昔のDVDアニメや音楽CDを楽しんでいたアナログメディア派にとって大打撃なのが、CD/DVDデッキの完全な廃止です。これにより、車内での動画視聴は完全にUSB接続や動画配信サービスへの切り替えが求められることになりました。
S-Gグレードなどにこれまでオプションだったデュアルパワースライドドアが標準装備化されたのは嬉しいポイントですが、これも見方を変えれば「不要だった人にとっては車両価格の実質的な値上げ」になっていると言えます。
トヨタノアのデメリットまとめと購入判断
ここまでトヨタ・ノアの様々なデメリットや気になるポイントを網羅的に見てきました。
ファミリーミニバンとして超優秀な車であることは間違いありませんが、やはり「3列目シートの座面の薄さ」「外部入力制限の多いディスプレイオーディオ」「パッケージ化された高額オプション」など、購入後に後悔しやすいポイントがいくつか隠されていることがお分かりいただけたかと思います。
購入を検討される際は、これらの不満点をあらかじめ把握した上で、
後悔しないための購入ステップ:
- 7人乗りと8人乗りの日常の使い勝手をシミュレーションする
- 必要なパッケージオプションを厳選して見積もりを立てる
- ステップワゴンやセレナといった競合車種に実際に試乗し、特に3列目の乗り心地や荷室の使い勝手を直接比較してみる
このアプローチを丁寧に行うことで、購入後の「後悔」を防ぎ、「大満足」のカーライフを手に入れることができるはずです。最終的な判断を行う際は、公式サイトの最新情報を確認し、お近くのディーラーや車の専門家に相談しながら納得のいく1台を選んでくださいね。

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